日 時: 令和2年11月21日（土）13:30～17:00
場 所: オンライン講座（ZOOM利用）
報告者: 李 燕 氏（拓殖大学）
テーマ: 生物多様性保全と会計
－日本とボルネオ島をつなげる生物多様性プロジェクトに関する事例研究－
京都大学経営管理大学院・経済学研究科は、令和2年11月21日、Zoomを用いたオンライン会議として，第84回京都管理会計研究会を開催しました。本研究会は、研究者・実務家・院生を対象に管理会計研究の最先端の研究成果について知見を共有することを目的にしております。
当日は，李燕氏（拓殖大学准教授）により「生物多様性保全と会計：日本とボルネオ島をつなげる生物多様性プロジェクトに関する事例研究」と題し，ボルネオ島における生物多様性プロジェクトでどのような会計実践が観察されるか，さらに会計実践が日本人の持つ自然観などの日本の文脈的特徴とどのように関連しているのかという内容について報告されました。プロジェクト参加者へのインタビューや会議の観察，アーカイバルデータを用いてケースの検討がなされた結果，会計が自然と人間の間の互恵的な関係を具体的な形で可視化し，人々が互恵的な関係を(再)認識することを可能にするということが示されました。
参加した約15名の研究者・院生や実務家などと講演者との間で活発に議論が交わされ、盛会のうちに終了しました。
