第83回京都管理会計研究会

日 時: 令和2年7月11日(土)13:30~17:00
場 所: オンライン講座(ZOOM利用)
報告者: 掛谷 純子 氏(京都女子大学)
テーマ: 公会計情報はどのような増分価値を持っているのか
     ―マネジメント・コントロールの観点から―

 京都大学経営管理大学院・経済学研究科は、令和2年7月11日、Zoomを用いたオンライン会議として,第83回京都管理会計研究会を開催しました。本研究会は、研究者・実務家・院生を対象に管理会計研究の最先端の研究成果について知見を共有することを目的にしております。
 当日は,掛谷純子氏(京都女子大学准教授)により「公会計情報はどのような増分価値を持っているのか―マネジメント・コントロールの観点から―」と題し,地方公共団体が発生主義に基づく公会計情報を用いることで,現金主義に基づく従来の公会計情報と比べて,どのような情報価値を追加で得られるのかについて報告されました。総務省が公表している「地方公会計に関する取り組み事例集」に基づき,地方公共団体が行っている公会計情報の活用事例をマネジメント・コントロールの観点から整理した結果,実施した事業の評価には発生主義会計情報が活用されているものの,事業計画の作成や予算編成への活用が限定的であることが示されました。
 参加した約30名の研究者・院生や実務家などと講演者との間で活発に議論が交わされ、盛会のうちに終了しました。

 

 

 

 

 

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