プログラム概要

上級経営会計専門家プログラム

「経営管理手法の修得と実践的能力の向上」

目的

グローバル化が進展し競争環境が急激に変化している今日、中小企業経営においても管理会計を中心とした経営管理能力の重要性が高まっています。しかし、経営資源に制約のある中小企業が自前で高い管理会計能力を備えることは容易ではなく、公認会計士や税理士などの外部専門家を活用することが望ましいと考えられています。ところが、公認会計士や税理士といえども、管理会計等の経営管理手法について専門的な教育を受けているわけではなく、自己流で対応しているのが現状です。

そこで、本プログラムでは、公認会計士や税理士など実務経験を持つ専門家を対象として、中小企業等の経営を支援するために必要な経営管理知識を体系的に修得し、実践的能力向上をはかります。

なお、本プログラム修了者には、京都大学経営管理大学院長発行の「京都大学上級経営会計専門家(EMBA)プログラム履修証明書」が交付されます。

プログラム内容

 受講生が会計・監査・税務について専門的知識を有していることを前提として、会計専門家として中小企業等の経営アドバイスを行うために必要な知識を体系的に学ぶカリキュラムを提供します。

具体的には、「経済社会と会計」、「組織と会計」、「ファイナンスと会計」、「戦略と会計」といった基礎領域に加えて、「コーチングと会計」、「コンサルティングと会計」他といった応用領域についても学習することで、理論的知識と事例の両面から体系的な知識の修得を進めます。

 修得した体系的知識を実践的に応用する能力を向上させるため、現実の企業や地方自治体でのコンサルティング事例を題材とした実習を実施します。

そこで知識を多様な現場において活用するために必要なマインドセットや実践的ノウハウを学びます。

グループワークの様子

協力企業・団体※五十音順
    • あんしん経営をサポートする会
    • 一般社団法人コンサル技連
    • 一般社団法人日本経営会計専門家協会
    • 株式会社日本M&Aセンター
    • 株式会社日本BIGネットワーク
    • 株式会社MAP 経営、日本M&A 協会
    • 株式会社YKプランニング

ゲスト講師による講義

出願条件

出願にあたっては下記の条件をすべて満たしている必要があります。

    • 公認会計士、税理士及びそれらに相当する資格、能力を有している者。
    • 10年程度以上の実務経験を有している者。
    • 一般社団法人日本経営会計専門家協会の推薦を受けた者。

受講期間は原則として6カ月程度で、京都大学吉田キャンパスまたはオンラインより講義に参加する必要があります。