シンポジウム・研究会

第80回 京都管理会計研究会

日 時: 令和2年1月11日(土)13:30~17:00
場 所: 京都大学 吉田キャンパス 法経東館地下1階 みずほホール
報告者: 井上秀一 氏 (追手門学院大学)
テーマ: 医療機関の会計化におけるミドルマネジメントの役割―ある政令指定都市の中規模私立総合病院における吸収役と双方向の窓

 京都大学経営管理大学院・経済学研究科は、令和2年1月11日、法経済東館地下1階みずほホールにて第80回京都管理会計研究会を開催しました。本研究会は、研究者・実務家・院生を対象に管理会計研究の最先端の研究成果について知見を共有することを目的にしております。
 当日は、井上秀一氏(追手門学院大学准教授)により「医療機関の会計化におけるミドルマネジメントの役割―ある政令指定都市の中規模私立総合病院における吸収役と双方向の窓―」と題し、医療機関において会計的な管理を実践する際にミドルマネジメントはどのような役割を果たすのかについて報告がなされました。中規模私立総合病院を対象としたケース・スタディの結果、医療機関のミドルマネジメントは、現場へのトップマネジメントの影響を吸収する役割とトップマネジメントと現場の間の情報伝達を行う役割を状況に応じて使い分けていることが示されました。
 参加した約25名の研究者・院生や実務家などと講演者との間で活発に議論が交わされ、盛会のうちに終了しました。

講演する井上秀一氏