第73回　京都管理会計研究会

日　時: 平成30年12月1日（土）13:30～17:00
場　所: 京都大学 吉田キャンパス 法経東館1階 108演習室
報告者: 目時 壮浩 氏（武蔵大学）、福島 一矩 氏（中央大学）
テーマ: 行政組織における管理会計能力がパフォーマンスに及ぼす影響

　京都大学経営管理大学院・経済学研究科は、平成30年12月1日、法経済学部東館1階108演習室にて第73回京都管理会計研究会を開催しました。本研究会は、研究者・実務家・院生を対象に管理会計研究の最先端の研究成果について知見を共有することを目的にしております。

　当日は、目時壮浩氏（武蔵大学経済学部准教授）、福嶋一矩氏（中央大学商学部准教授）より、「行政組織の管理会計能力が組織のパフォーマンスに与える影響」と題し、行政組織327団体から得られたデータを分析した結果が報告され、業績評価システムの検証・見直しを積極的に行っている行政組織は、業績評価システムの検証・見直しをあまり行ってない業績組織よりも業績評価システムを有効に利用することができ、また利用することによって生じる副作用も抑制することができることが示されました。

　参加した約15名の研究者・院生や実務家などと講演者との間で活発に議論が交わされ、盛会のうちに終了しました。