[受講生の声] 岡村景明

岡村景明

岡村景明(2期生)

本プログラムに参加して学んだこと

 「管理会計とは何なのか」、この問いに対して、このプログラムでの回答を上回る回答を得ることは、おそらく国内においては無理なのではないだろうか。気鋭の学者だけではなく、一流の実務家をも招いた多種多様なプログラムを通じて、私は管理会計の奥深さを学んだ。企業の外部にある社会的ニーズを解決するために、内部にいる社員や外部協力者をどのように結び付け、成果とするか。また、どのように測定するのか。この漠然とした問題を解決するために管理会計は存在する。そして、このプログラムは管理会計というツールの使い方を明確に教えてくれる。

今の仕事にどのように役立っているか

 私の本業は税理士業であるが、事業再生業務を通じて経営に関心を持ち、それ以来経営支援業務にも従事している。前者には法律や通達といった明確な解があるが、後者には明確な解はない。また、顧客の求める情報が財務会計データではまかなえないという問題にも直面し、クライアントの期待に応えられているのか不安になることもあった。
このプログラムを受講して、「財務会計数値以外も管理会計の対象である」ということを学び、自分の意識が「財務会計の枠外」にも自然と向けられるようになった。それがクライアントとの親密度を高め、顧客満足度の向上につながっている。

これからの受講生へのメッセージ

 私は2期生であるが、同期のメンバーは、北は北海道、南は九州から集った、それぞれの地域の中核を担う会計事務所のオーナーまたはスタッフであり、考え方や問題に臨む姿勢など大いに刺激になった。そのつながりは修了した現在でも継続しており、生涯付き合いのできる友人を持てたことは、同プログラムからの素晴らしい贈り物であったと思っている。今後も、1期生や後輩の方々との交流を通じて研鑽を積んでいきたいと思っているので、お会いできることを楽しみにしている。